タイズアカデミー

パンツ学

ゲイ業界の方にパンツのことを聞いてみた

男女でパンツに対する考え方が違うことはわかるが、ゲイ業界では一体、パンツはどう映っているのか。
赤坂でバーを営むマサヤさん(43)にパンツにまつわる質問をぶつけてみた。
ゲイ業界ならではの目線でパンツについての考えをざっくばらんに語ってくれた。

取材・撮影 /オトコのパンツ取材班

こだわるのは当たり前!
その質問がノンケさんの感覚!

Q.パンツへのこだわりはありますか?
マサヤ: その質問がノンケさんの感覚。たぶんゲイ業界の人は考えることがない。パンツへのこだわりを持っているけど、それが普通の生活の中での感覚なので考えながらはいてない。わたしの場合、強いてこだわりを言うなら、見た目に気を使っています。
Q.見た目というと、色やデザインでしょうか?
マサヤ: デザインですね。ゲイ業界はパンツをはいてからのスタートが多い。見られることもプレイの一環だから質よりもデザインを気にするんです。できるだけ股間が大きく見えるように大きいパンツよりは女性に近いような小さくてエロい下着を選ぶことが多いですね。

ゲイ業界から世間に浸透した
パンツブランドが存在する!?

Q.パンツには様々なブランドがありますが、ゲイ業界の方に一番人気のパンツは?
マサヤ: TOOTじゃないですか?素材、形、デザインがオシャレですよね。特に若い子たちは3000円とか4000円でパンツを買うのは当たり前。そこにしっかりお金をかけてる。わたしもプレゼントで貰うことが多いいし、ブランド的にも間違いないですね。
Q.ノンケの男性にもオシャレなパンツとして浸透していますよね。
マサヤ: 男性の下着とかのオシャレなアイテムってこっちの業界から発信される事が多いんです。3年くらい前までは、TOOTをはいている人がいると、「こいつゲイかな?」と思う事はあった。でも今は、20代30代のオシャレなお兄ちゃん達は、普通にはいてたりしますね。
Q.ゲイ業界の方々がパンツを買う定番のスポットは?
マサヤ: 新宿にある伊勢丹の地下のメンズパンツ売り場。夕方の仕事終わりにあの売り場でパンツを見ている人はほぼゲイ業界の人じゃないかってくらい定番のスポットですね。

「ふんどし」は男性がパンチラを
見たときの興奮と同じ!?

Q.ふんどしを見るとゲイ業界の方々は興奮するというお話を伺ったんですが?
マサヤ: 昔からある男らしさっていう部分が、一番わかりやすいですね。やっぱり筋肉質な人達が締めているという象徴的な部分があるから。男性が女性のパンチラを見て興奮するくらいの感覚で見てしまう。
Q.ふんどしは今や、お祭りでしか見かけませんが、ふんどし姿を見るためだけにお祭りに参加する方も?
マサヤ: ほとんどそう。ふんどしを見るために遠征して、全国各地をまわったりもする人もいる。こっち業界では趣味でビデオ出している会社もあるくらいですね。ふんどしだけの映像が流れるっていう(笑)

パンツも洋服!
オトコはちゃんとオシャレしなさい!

Q.パンツに対して女性と男性で意識の差があるのはなぜでしょうか?
マサヤ: オトコはパンツ以外で自信を持っているから。オンナの場合は恥ずかしい部分があって自分のコンプレックスが多いから、見た目だけでも綺麗にする。オトコは、脱いでからが勝負だと思ってるから、パンツにはこだわらない。
Q.ゲイ業界の方々と男性のパンツへの考え方の違いは?
マサヤ: 服に関してもパンツに関しても女性的な部分は、もちろん持ってる。男性以上に…いや、女性以上に気は使ってますね。気遣い的な部分は、女性より多分、こっちの業界の人のほうが考えているはず。基本的には自分が綺麗にしたいという考え。パンツも洋服の一環だという意識がありますね。
Q.男性に言いたいことはありますか?
マサヤ: 見た目だけ気を使って、中身がダメだったらどうしようもないけど、自分の仕事だったり、恋愛にポリシーを持っているんだったら、外側も男らしさとか、格好良さを身につけた方が、よりモテるんじゃないかなと思います。外側にはもちろんパンツも含まれます。パンツも洋服!オトコはそこもしっかりオシャレしなさい!

マサヤさんに今、ゲイ業界でイケてるパンツベスト3を聞いてみると以下の結果となった

1位マイクロボクサー

2位ローライズ

3位ボクサーパンツ